湯シャンのベタつき・におい等不快な症状を解消する方法

湯シャンのベタツキにおい解消方法 ( 2 ) 湯シャンにも、クエン酸リンスを使う

シャンプーを使わない湯シャンでは、日々の積み重ねによって、頭皮のにおいや頭髪のベタつきに悩まされることがあります。特に湯シャンに移行したての頃は、ベタつき・におい・フケの症状が強くでて、辛い時期でもありました。

試行錯誤しながら続けた湯シャンは、開始から既に2年経過。そんな中、最近はクエン酸リンスの良さを再実感しています。

湯シャン丸2年経過して、扱いやすくなってきた髪

湯シャンべたつき解消法201608

今は、湯シャン後に必ずクエン酸リンスをするようになりました。

 

クエン酸リンスは、せっけんシャンプーの後にするものだと思っていました。当初は、湯シャンの後にクエン酸リンスをしようとは考えもしませんでした。

しかし、湯シャンを実践していく中で、湯シャンの不快な症状である、ベタつき・においを軽減するためにクエン酸リンスがとても効果的だとわかってきました。

 

湯シャン時、クエン酸リンスを使って髪の指通りがよくなった

実際に、せっけんシャンプーのあとだけでなく、お湯しか使わない湯シャンでの洗髪の際にも、クエン酸リンスを行うようになり、頭皮・頭髪がベタつきにくくなってていると感じています。

クエン酸リンスが使えるのは、
石けんシャンプー後だけじゃない!

湯シャンとクエン酸リンス

実際に使っているクエン酸リンス
  • 市販品のクエン酸リンスなら、薄めるだけで簡単。用意しておくと便利。こちら
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湯シャン後に、クエン酸リンスを使うようになって、良さは実感済み。では一体なぜと、湯シャンであってもクエン酸リンスが髪の指通りを良くするのでしょうか。

クエン酸リンスは、湯シャンにも有効な理由

クエン酸リンスが効果を発揮するのは、石けんシャンプーを使った後だけだと思っていました。でも、クエン酸リンスが効果的なのは石けんシャンプー後だけのものではななさそうです。

  • 【クエン酸リンスの基本のはなし】石けんシャンプー後には、クエン酸リンスといわれる理由については、こちら↓

石けんシャンプー後のクエン酸リンスも、湯シャン後のクエン酸リンスも考え方は基本的に同じでした。


▼クエン酸の中和力は、湯シャンにも発揮

クエン酸の中和力は、石けんシャンプーだけでなく、湯シャンで唯一使う"水"に対しても発揮されるものでした。

クエン酸はph2の酸性ですが、正常な頭皮というのはpHで表すと一体いくつなのか、今一度確認してみましょう。


▼正常な頭皮は、ph4~5の弱酸性

CMでも、よく聞くようになりました、人の肌は弱酸性!頭皮も同じく、弱酸性です。

 

クエン酸のpH2の酸性に対して、頭皮はpH4〜5の弱酸性。

では、湯シャンに唯一使っている『水道水』のpHはいくつでしょうか。


▼水道水は、pH6~8のアルカリ性

湯シャンで使う水道水は、特別なシャワーヘッドなどをつけていない限り、pH5.8~8.6です。

水道水は、頭皮よりもアルカリが強い

水道水はpH5.8~8.6の値におさめるようにと厚生労働省の水道水質基準に定められています。

 

正常な頭皮はph4〜5なので、水道水(pH5.8~8.6)の方がよりアルカリ性となります。つまりお湯で髪を洗うだけでも、頭皮と頭髪はアルカリ性に傾いてしまうといわれています。

頭皮と頭髪がアルカリ性に傾く現象は、石けんシャンプーを使った時と同じです。

 

石けんシャンプーもお湯もアルカリ性だから、酸性のクエン酸で中和する

phから考えるとお湯を使うだけでも、頭皮と頭髪はアルカリ性に傾いている可能性がとても高いのです。

▼アルカリ中和力は、頭皮頭髪にはない

アルカリ中和力というものが、人の皮膚にはあるともいわれています。アルカリ中和力は、せっけんなどを使用してアルカリ性に傾いた場合、元の弱酸性に戻す力のことです。

皮膚には備わっている機能であるものの、皮膚の中でも頭皮・頭髪にはこの『アルカリ中和力』はないといわれています。

頭皮より、水道水・石けんはアルカリ性が強い

[table caption=" " width="640" colwidth="200|240|200" colalign="left|center"]
湯シャンアイテム,pH(ペーハー),性質
リンスに使うクエン酸,pH2,酸性
正常な頭皮,平均pH4.5 ( pH4~5 ),弱酸性
水道水,平均pH7.2 (pH5.8~8.6),中性〜弱アルカリ性
石けん/シャンプー,pH9~11,弱アルカリ性
[/table]

もし、髪にアルカリ中和力が備わっているなら、湯シャン後にクエン酸リンスを使わずとも、さらっとした髪になると考えられます。アルカリ中和力が頭皮頭髪に備わっていないからこそ、酸性のクエン酸で石けんシャンプーやお湯との中和を図ろう、ということです。

 

理論はおいといて・・・実感ベースでクエン酸リンスが良かった

なぜ、石鹸シャンプー後だけでなく、湯シャン後にもクエン酸リンスが良いのか?ベタつきや臭いを抑えてくれるのか。

クエン酸リンス効果について、調べれば以上のようなことが分かったわけですが、実際はこんなpHうんぬんではなく、

『湯シャン後にクエン酸リンス、使ってみたら良かったから続けているよ』

の一言に尽きます。

湯シャン後に使ってもクエン酸リンスとてもいいんだけど、何でだろう・・・?と思い、調べるに至った。これが自分の順序でした。

2016年8月 湯シャン開始から約2年半経過!

湯シャンにクエン酸リンス

クエン酸リンスに助けられています
ロングヘアだと、湯シャン後のクエン酸リンスが本当にありがたい!

 

  • 髪がアルカリ性に傾いている状態は、キューティクルが開いている状態だといわれています。クエン酸リンスの基本の記事に詳しく記載。記事はこちら↓

 

【まとめ】湯シャンには、髪の指通りを良くすることが重要

クエン酸リンスを湯シャンの仕上げとして使う。これだけで、髪の指通りが良くなりました。そして、湯シャンを続けていく中で、この髪通りがよくすることが、湯シャンをしっかり行う上でとても大事だと気付いたのです。

▼髪の指通りをよくすることが、皮脂をしっかり落とす大事な条件

クエン酸リンスを湯シャン時に使うことで、髪の指通りが格段に良くなります。その結果、お湯が頭髪だけでなくしっかりと頭皮までいきわたり余分な皮脂を落としやすくなるのです。

クエン酸それ自体に脂分を落とす力があるのではなく、指通りを滑らかにすることで、充分に頭皮頭髪を洗える。これが大事な点です。

湯シャン前の準備は、いつもと変わらず

前提として、湯シャンをする前にはメイソンピアソンの獣毛ブラシでしっかりと髪を梳かしています。使用中のメイソンピアソンのヘアブラシはこちら

快適な湯シャンには、獣毛ブラシがとても重要な役目を果たしています。湯シャンの前にしっかり髪、梳かすようになり、とても湯シャンが楽になりました。


湯シャンに関する基本の記事
  • [ How to! ]湯シャンのやり方はこちら
  • [快適に過ごす為に]湯シャンの不快な症状は4アイテムで乗り越える!記事はこちら
  • [手作り]クエン酸リンスの作り方・使い方・実際に使っているクエン酸についてのまとめ記事はこちら
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