湯シャンQ&A

湯シャンは、シャンプーも使わないし節約になりますか?[湯シャンQ &A]

湯シャンは、シャンプーも使わないし節約になりますか?

 

Question & Answer 湯シャンロゴ1

 

「湯シャンは、シャンプーも使わないし節約になりますか?」

こんなことを聞かれたことがあります。

 

湯シャンはシャンプー・リンス・トリートメントをやめてお湯で髪を洗う方法です。

そのため、湯シャンをはじめると節約になると思われがちですが、

実際のところはどうなのでしょうか?

 

シャンプー・トリートメントの1ヶ月あたりの出費は?

湯シャンで節約になる部分といえば、シャンプー・リンス・トリートメント代。

一体1ヶ月にしてどの程度の出費なのでしょうか。

石けん以外のシャンプーで信頼しているコタアイケアを例にとって考えてみます。

 

コタアイケアシャンプー・トリートメント

コタ アイケア シャンプーY & トリートメントY

コタアイケアの定価

  • コタアイケアシャンプー (800mL) 5,400円(税込)
  • コタアイケアトリートメント(520g) 5,400円(税込)

 

シャンプー1ヶ月あたりの出費

セミロングと仮定した場合のシャンプーの1回の使用量は、ポンプ2プッシュ程度の約5mlが目安。

シャンプー1度洗いで160日間(約5ヶ月)、2度洗いで80日間(約3ヶ月)もつ計算です。

よって、シャンプー1度洗いでは月1,100円程度・2度洗いでは月1,800円程度の出費となります。

 

トリートメント1ヶ月あたりの出費

セミロングと仮定した場合のトリートメント使用量は、ピンポン玉2個分で約15g程度 が目安。

コタアイケアの520gボトル(5,400円)を使い切るまでに、約35日かかる計算です。

よって、毎日トリートメントをする場合は、月4,600円程度の出費となります。

 

シャンプー・トリートメント1ヶ月あたりの出費

シャンプーとトリートメントの1ヶ月の出費を合わせて考えてみると・・・

  • シャンプー1度洗い+トリートメント毎日 月5,700円程度
  • シャンプー2度洗い+トリートメント毎日 月6,400円程度

です。

サロン専売品シャンプー・トリートメントの出費の目安は、少なく見積もって月5,000円程度の出費です。

ショートヘアの場合やトリートメントを毎日行わない場合は上記よりも出費は少ないし、ロングヘアの場合には出費が更に大きくなるでしょう。

 

【ドラックストア/シャンプー・トリートメントの場合】

ドラックストアなどのシャンプー・トリートメントの場合は、サロン専売品シャンプー・トリートメントに対して価格が約5分の1(ボトルで1,000円程度)だとすると月1,000円程度の出費です。

 


湯シャンには丁寧さゆえの時間がかかる

サロン専売品シャンプーとトリートメントを使用している方の場合、シャンプーとトリートメントをやめて湯シャンに切り替えれば確かに月5,000円程度の出費減少が見込まれて節約になるかもしれませんね。

髪を洗う

しかし、シャンプーを使わない反面湯シャンに求められるのは、じっくり頭皮と髪を洗う丁寧さです。

お湯だけでまんべんなく髪・頭皮の皮脂を落とすには、細かく髪を分けながら洗う必要があります。

シャンプーを使えば髪にすぐに洗浄成分とお湯が行き渡り洗うのが簡単ですが、お湯だけの湯シャンだとそうはいきません。

単にお湯で髪を流しただけでは皮脂は落ちないので、櫛を使って髪をとかしながら、指先で優しく頭皮をなでるように皮脂を落としてあげなければいけないのです。

湯シャンにかかるシャワーの時間

実際にシャワーを出して髪を洗っている時間は、シャンプーを使用してる場合よりも湯シャンの方が長いです。

 

先日、頭皮や髪(主に頭皮)を充分に洗ったと思える湯シャンの時間を計ってみたら、15分近くかかっていました。

スポーツジムでは、同じタイミングでシャワーボックスに入った人達より湯シャンをしている管理人の方が圧倒的に出るのが遅いです。

シャンプーを使うと髪を洗うのって早いんだな〜と毎回思います。

 

湯シャンを挫折しないためには節約以外の目的を

つまり、湯シャンでは必然的にシャワーの時間が長くなってしまうので、水道代・ガス代はシャンプーの時よりも湯シャンにしてからの方がかかっていると思います。

それでも、サロン専売系のシャンプー・トリートメントなら月5,000円節約できる計算なので、水道代・ガス代がかさんでもトータルでは節約できているのかもしれません。

湯シャンイメージ画像

ただ、湯シャンを実際にやってきてみて「節約の目的ではじめるほど湯シャンは楽じゃない」と感じています。

湯シャンは試してみる価値のある洗髪方法です。

でも、最初は湯シャンによる頭皮や頭髪のニオイ・ベタつき・フケなどを多かれ少なかれ経験するでしょう。それを乗り越えて、湯シャンで快適な頭皮・頭髪を手に入れるのは少々の努力が必要です。だからこそ、節約だけの目的で湯シャンはおすすめできません。

慣れてしまうと快適なのですが、その過程に苦労してきたからこそ簡単に湯シャンを他人に勧めようとは思いません。(中には苦労しないで湯シャンに移行できてしまう方もいるようですが!)

シャンプーをやめることは、節約だけでは片付けられない効果があり、そもそも使わなくていいものは極力使わない方が自然。そういう考えに賛同できたり、赤みやフケ・頭皮湿疹やかゆみなどに悩んでいてその解決策として、湯シャンを選ぶ。そういった何か節約以外の目的や気持ちがあった方が続けられるのかなと思います。

節約の他に湯シャンをしてみたい!という純粋な気持ちや、目的があるならぜひ湯シャンに挑戦してみましょう!

 


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