[湯シャンの基本]
湯シャンの不快な症状を緩和する必需品4アイテム
シャンプーをやめて湯シャンに切り替え始めると、臭い・フケ・皮脂ベタつきなど頭皮や頭髪の不快な症状に悩まされますよね。
管理人も湯シャン初期の頃に臭い・フケ・皮脂ベタつきにとても悩みました。
確かに、脱シャンプーは頭皮頭髪に良いことだけど・・・髪が不快なのは嫌なんです。
それに、湯シャンでの不快な症状を克服し改善していかない限りはシャンプーに戻りやすくなってしまいます。
そこで管理人ククイが湯シャンの不快な症状を改善するために活用した湯シャンの基本の4アイテムをここにまとめました。
湯シャンの不快な症状を緩和する必需品4アイテム
これらが、湯シャンの不快な症状、ニオイ・フケ・ベタつきに対処するために使っている基本のアイテムです。
一つ一つ詳しく見ていきたいと思います。
目次
【湯シャン必需品1】
余分な皮脂をとる獣毛ヘアブラシ
湯シャンで最も大事なことの1つが、髪を丁寧にブラッシングをすることです。
なぜなら、ブラッシングによって『におい・べたつき・かゆみ』の主な原因である頭皮・頭髪の余分な皮脂そして酸化した脂質などを、ブラシの毛で絡め取ることができるからです。
湯シャンにおけるブラッシングのすすめ
男性であれ、女性であれ、ブラッシングは必ずしてください。
ベタつきやニオイ、かゆみが気になったときも、シャンプーに手を伸ばす前にブラッシングをしてください。
宇津木氏著書 「シャンプーをやめると、髪が増える」より
湯シャンを始める前は、ブラッシングは髪を整える程度でしか使用していませんでした。しかし、湯シャンをするようになって、ブラッシングがいかに大事か実感しました。
ブラッシングするとしないとでは、髪のベタつきが驚くほど違います!
湯シャンで使うヘアブラシには、最適なものがあります。ヘアブラシを選ぶ3つのポイントを確認しておきましょう。
ヘアブラシ選びのポイント
- 天然の獣毛ヘアブラシを1つは用意する
- お風呂場ではナイロンやプラスティックヘアブラシを使用する
- 迷ったらブラシの目は細かいもの選ぶ
獣毛ブラシとは、イノシシ毛・ブタ毛を使った天然毛ヘアブラシのことです。
なぜ獣毛ブラシを選んだ方が良いのでしょうか。
それは、高品質な獣毛ブラシは良質なタンパク質ゆえ『におい・べたつき・かゆみ』を抑える効果のほか、
『髪に馴染んで汚れを取る』
『髪にツヤを出す』
『頭皮のあたりが優しい』
『血行を促進する』
『静電気が起きにくい』
など頭皮や頭髪にとって嬉しい効果があるからです。
では、具体的にはどのヘアブラシを選べば良いのでしょうか。
まずは、ナイロン製ヘアブラシと獣毛ヘアブラシの中でも比較的お手頃価格の豚毛ヘアブラシについてみていきたいと思います。
おすすすめのヘアブラシ
湯シャンをする際に用意しておいたほうが良いヘアブラシは、2種類ありました。湯シャンに欠かせない天然毛を使用した『獣毛ヘアブラシ』と使い勝手の良い『ナイロン製ヘアブラシ』です。
(1)オーソドックスなナイロン製ヘアブラシ
1938年から続き、サロンでも多く使われるデンマン社製(イギリス,UK)のヘアブラシ。使い勝手のよさからファンが多いナイロン製ヘアブラシです。
デンマンブラシ 定価¥2,700
ヘアブラシの土台が天然ゴムで、クッション性に優れ、髪を伸ばすのに適しているといわれています。
(2)お手頃価格の天然豚毛100%獣毛ブラシ
獣毛ヘアブラシの1種。天然豚毛を100%使用しているのに1,000円とかなりお安い値段。
ベス 天然豚毛100% ヘアブラシ 定価¥1,050
ヘアブラシの大きさは、少し小さめです。
手が小さい人や携帯ヘアブラシとして選ぶと良さそうです。
(3)1777年から続く老舗天然豚毛ブラシKENT
引き続き、豚毛使用の天然ヘアブラシ。獣毛ヘアブラシの一種。(2)も(3)も天然豚毛なのですが、その品質や価格は大きく異なります。
英国製KENT ケント 豚毛ヘアブラシ(女性用) ¥7,600
英国製KENT ケント 豚毛ヘアブラシ(男性用) ¥9,180
ここまで数品見ただけでも
天然豚毛と一言でいっても品質は様々なのが分かりますね。
KENTは1777年創業という老舗メーカー。天然豚毛の種類を高品質な『ブリッスル100%』にこだわっています。
(4)ドイツ製天然豚毛ヘアブラシ
獣毛ヘアブラシの中でも高級といわれる猪毛に匹敵する品質を使用する、ドイツfaller(フェラー)社製の豚毛ヘアブラシ。天然オリーブ木の持ち手が、手に馴染みやすいのが特徴。
ドイツ faller社製猪豚毛 ヘアブラシ 猪豚毛混合 ¥4,088
以上が、ナイロン製ブラシ・豚毛ヘアブラシのおすすめヘアブラシです。
ベス 天然豚毛が飛び抜けて安価です。
ナイロンブラシは安くても良いですが、獣毛ヘアブラシは品質で髪や頭皮への効果が変わってくるのでできればこだわりたいところ。
猪毛か豚毛か、どちらが湯シャンにいいの?
上記で紹介したのは、豚毛のヘアブラシもしくは猪豚毛混合でしたが、実は湯シャンに適しているのは猪毛ブラシといわれています。
豚毛より猪毛の方が毛が硬めで油分と水分のバランスが優れているからです。
次は、猪毛のヘアブラシについて確認してみましょう。
特におすすめの獣毛ブラシ
天然毛のヘアブラシといえば、豚毛か猪毛に大きく分かれます。
豚毛よりも髪にツヤを与え整え、程よい固さで頭皮を刺激するのが猪毛ブラシの魅力です。
頭皮を刺激する!
これこそが健康な頭皮と頭髪を生み出すのにとっても大事なことです。
宇津木氏の湯シャン書籍内で、宇津木式湯シャンを実行している3人の女性が使用しているのは「イギリス製のイノシシ毛の獣毛ブラシ」と書かれています。
そして、イギリス製の猪毛を使った天然ヘアブラシといえば『メイソンピアソン』です。
メイソンピアソンは、英国創業150年老舗のヘアブラシメーカー・ブランド。
獣毛ブラシ『メイソンピアソン」1番人気のハンディブリッスル
猪毛100%『ハンディブリッスル』税込 ¥23,760
メイソンピアソンで一番人気はこのヘアブラシタイプ。
まず驚くのはその値段ではないでしょうか。
ヘアブラシに1万から2万かけるとは湯シャンを始めるまで考えたこともありませんでした。
ナイロン製ブラシ・豚毛ブラシ・猪豚毛混合ブラシのヘアブラシに比較して、メイソンピアソンの獣毛ブラシは価格的も品質的にも突出しているのが特徴。猪毛ブラシの中でも間違いなく最高級クラスのヘアブラシです。
メイソンピアソンの直営店はメイソンピアソン公式HPです。
使ってみて初めて実感、クリーニング専用ブラシの有り難さ
メイソンピアソンには、手入れ用クリーニング専用ブラシもあります。
湯シャンを開始初期は特にヘアブラシが汚れやすいので、実はこのクリーニング専用ブラシが非常に重宝します。
確かにメイソンピアソンの獣毛ブラシの価格は高いです。
ですが、良質な獣毛ブラシの相場は安くても5千円〜1万円です。安価な獣毛ブラシを買い替えながら使うのも1つの選択肢。また、何年かで駄目にして何度も買い換えるより、最高級のものを長く使う。これも1つの選択肢ですね。
実際に、湯シャンを始めて頭皮・頭髪の「ニオイ・フケ・ベタつき」が気になってきたので、メイソンピアソンの獣毛ブラシを購入し使用したら、頭髪のすっきり感がまるで違うことに驚きました。
毎日使うことがとっても大事です。
メイソンピアソンの獣毛ブラシは高いのですが、獣毛ブラシ選びに失敗したくないなら是非おすすめです。クリーニングブラシ付きのメイソンピアソンヘアブラシの種類は、商品一覧から見ることができます。
【最新】メイソンピアソンのヘアブラシ人気ランキング! 【最新】メイソンピアソン ヘアブラシ人気ランキング! ヘアブラシ界のロールスロイスとも称される「メイソンピアソン」。 メイソンピアソンのヘアブラシには4種類の毛質と5つのサイズがあり、全12種類のヘア ... 【決定版!】失敗しないメイソンピアソンの選び方 ポケットサイズをおすすめしないワケ ヘアブラシ界のロールスロイスともいわれる「メイソンピアソン 」。 1つ1つ職人が手作りをしているメイソンピアソンは1 ...
【最新】メイソンピアソンのヘアブラシ人気ランキング!
【決定版!】失敗しないメイソンピアソンの選び方
【決定版!】失敗しないメイソンピアソンの選び方。ポケットサイズをおすすめしないワケ
【湯シャン必需品2】
シャンプー代わりに、純せっけん洗髪
湯シャンに切り替える際に、思い切ってシャンプーを一気にやめるパターンと徐々にシャンプーの回数を減らしていくパターンに分かれます。
シャンプーの回数を徐々に減らしていく場合、それまで使っていたシャンプーを使っても良いのですが、湯シャンのセオリー的には石けんが推奨されています。
石けんの中でも、石けん素地純度100%の「純せっけん」が最も推奨されています。
湯シャンに使う純石けんを具体的に見ていきましょう。
固形純石けん(石けん素地100%)
無添加石鹸白いせっけん 純せっけん ¥454(税込)
カウブランド 無添加せっけん 純せっけん ¥486(税込)
これらが原材料:石けん素地だけの、純石けんと呼ばれるものです。
余計なものが一切入っていません。
固形せっけんを洗髪で使う場合は、髪を洗うほどの泡を立てるのは大変なので泡立てネットを使うのがおすすめです。
固形石鹸を使うなら泡立てネットを活用して
宇津木龍一氏は湯シャン書籍内で、台所用のスポンジを小さく切って石けんを泡立てるのも勧めていますが、実際にやったところやり方が悪いのか台所スポンジでは泡立てにくかったです。
泡だてネットは、特にこうでなくては。というのはありません。
泡立ち・使いやすさと持ちの良さを考えると、日本製の泡だてネットはやはり良いです。
こだわって選びたいならこちらの泡だてネットがおすすめです。
粉末純石けん(石けん素地100%)
実際にやってみると、固形石けんで髪を洗うのはなかなか大変に思いました。
そんな方には、パウダータイプの石けんもあります。
シャボン玉 パウダーせっけんシャンプー ボトル 100g
¥838(税込)
固形石けんより大分扱いやすいです。
液体石けんシャンプー(原材料:水、カリ石けん素地のみ)
液体せっけんは成分を確認すると石けん100%ではないことが多いのですが、そんな中でも最もシンプルな液体石けんシャンプーはミヨシの無添加せっけん シャンプー です。原材料が『水、カリ石けん素地』のみで作られています。
無添加せっけん シャンプー 350ML
¥648(税込)
以上のような、純石けんといわれる石けんの中でも最もシンプルな石けんが湯シャンに推奨されています。
ただし石けんシャンプーは、比較的刺激も強いです。原材料は明確でシンプルなのですが、合わないこともあるためそのような場合はすぐに使用を中止しましょう。
石けんシャンプーは確かに原料がシンプルで明確という利点がありますが、洗い上がりがごわつくという短所があります。
そんな時に活躍してくれるのがクエン酸リンスです。
【湯シャン必需品3】
指通りなめらかクエン酸リンス
石けんはアルカリ性で洗浄力も強いため、石けんシャンプーで洗うと髪がきしみごわごわしやすくなります。そんな石けんシャンプーによる髪のごわごわ感は、弱酸性の『クエン酸』をリンスとして使うことで解消することができます。
クエン酸リンスとは
クエン酸リンスとは、クエン酸をお湯に溶かしただけの液体です。
これがリンスとして大活躍なんです。
おすすめのクエン酸:無水クエン酸1kg 純度99.5%以上 食品グレード ¥780(税込)
石けんシャンプーのごわつきに。と書きましたが、シャンプーを使ってない湯シャンの日でもクエン酸リンスはおすすめです。
皮脂を中和してくれるので髪の指通りがとってもよくなり湯シャンがとても楽になります。
管理人は、クエン酸リンスを石けんシャンプーの後だけでなく毎日の湯シャンにも使っています。
[手作り]クエン酸リンスの作り方・使い方のまとめ【湯シャン・石けんシャンプーに】 [手作り]クエン酸リンスの作り方・使い方のまとめ 【湯シャン・石けんシャンプーに】 湯シャンや石鹸シャンプー後におすすめのクエン酸リンス。 早速ですが、クエン酸リンスの作り方から。 とっても簡単です。 ... シャンプーを使わない湯シャンでは、日々の積み重ねによって、頭皮のにおいや頭髪のベタつきに悩まされることがあります。特に湯シャンに移行したての頃は、ベタつき・におい・フケの症状が強くでて、辛い時期でもあ ...
[手作り]クエン酸リンスの作り方・使い方のまとめ【湯シャン・石けんシャンプーに】
湯シャンのベタツキにおい解消方法 ( 2 ) 湯シャンにも、クエン酸リンスを使う
湯シャンのベタツキにおい解消方法 ( 2 ) 湯シャンにも、クエン酸リンスを使う
最後の湯シャン必需品は「白色ワセリン」です。
【湯シャン必需品4】
整髪料代わりの白色ワセリン
お湯だけではワックスやスプレーなどの整髪料は落とせないので、湯シャンのセオリーでは基本的に整髪料も使用しません。
しかし、仕事上など髪をまとめる必要がある場合もあります。そんな時、整髪料として代用できるのが『白色ワセリン』です。
シャンプーを使用しないようになると正常な脂が残り、いずれ “ まとまる髪 ”へと変わっていきますが、遊び毛などを抑えるためには『白色ワセリン』が良いでしょう。
ワセリンはボックスタイプでもチューブタイプでも良いですが、注意点は2つ『清潔な状態で使うこと』と『白いワセリン』を使うことです。
白色ワセリン・チューブタイプ
ワセリンHGチューブ 60g
¥864(税込)
白色ワセリン・ボックスタイプ
ワセリンHG(ボックスタイプ)
¥864(税込)
ボックスタイプのワセリンは、出来るだけ綿棒やスティックを使うと良いでしょう。
暫く使っていないワセリンの場合は、表面が清潔とは限らないので表面を全て取り払って新しい面を使うとより安心といわれてます。
チューブタイプのワセリンは、外出時でも清潔・手軽に使えるのでチューブタイプの白色ワセリンが断然使いやすいです。
より高品質・高純度な白色ワセリンはサンホワイト
高純度サンホワイト 50g
¥1,340(税込)
ボックスタイプのサンホワイト
高純度サンホワイトP-1 400g
¥3,380(税込)
乾燥・敏感肌の傾向がある場合は、より純度が高いとされるサンホワイトがおすすめです。ただ、ワセリンは髪や皮膚の保護の役目を果たし、成分が皮膚の中に入らない性質です。
かぶれや赤味が出ずに乾燥が防げれば、手頃価格の白色ワセリンでも、問題ありません。
管理人のククイが使っているのは、サンホワイトのチューブタイプ。湯シャンだけでなく顔の保湿にも使ってますが、1回の使用量が少量で済むためかなり持ちます。(量が多いとべたつきます)
湯シャン必需品まとめ
湯シャンに必要なものを4つ見てきましたがいかがでしたでしょうか。最後に再確認しておきたいと思います。
- 頭髪の余分な皮脂を落とす『獣毛ブラシ』
- どうしても髪をまとめたい時の整髪料代わりに『白色ワセリン』
- 湯シャン切替時のシャンプー代わりに『純せっけん』
- 湯シャン・シャンプーの仕上げには『クエン酸リンス』
1〜4の中で特に大事なのは『獣毛ブラシ』と『クエン酸』です。湯シャンで『臭い・ベタつき・フケ・ごわつき』などに悩んだら、『獣毛ブラシでしっかりブラッシング』と『クエン酸リンス』してるかな?と確認してみてください。まだでしたら、試す価値ありますよ!
湯シャン必須アイテムの関連リンクまとめ
獣毛ブラシ
- ベス 天然豚毛100% ヘアブラシ (ブラッシング用5行) 定価¥1,050
- 英国製KENT ケント 豚毛ヘアブラシ(女性用) ¥7,600
- 英国製KENT ケント 豚毛ヘアブラシ(男性用) ¥9,180
- ドイツ faller社製 猪豚毛混合 ヘアブラシ ¥3,791
- メイソンピアソン 1番人気ハンデブリッスル 税込 ¥23,760
- メイソンピアソン獣毛ブラシ一覧
白色ワセリン
- ワセリンHGチューブ 60G ¥864(税込)
- ワセリンHG 100g ボックス ¥864(税込)
- サンホワイトP-1 50g 高純度 ¥1,340(税込) ★★★オススメ
- サンホワイトP-1 400g 高純度 ¥3,380(税込)
純石けん&泡立てネット
- 無添加石鹸白いせっけん 固形純せっけん ¥454(税込)
- カウブランド 無添加せっけん 固形純せっけん ¥486(税込)
- 泡立てネット ¥432(税込)
- 無添加せっけん シャンプー 350ML ¥648(税込)
- シャボン玉 パウダーせっけんシャンプー ボトル 100g ¥838(税込)
クエン酸
- 国産クエン酸(結晶)1kg 国産 ¥1,260(税込)
- クエン酸(無水)1kg 中国産 ¥630(税込)
- 無水クエン酸 950g 純度99.5%以上 食品グレード ¥780(税込) ★★★オススメ